かつてない飯マズの地。

2015/10/29 Juri Peru


夕飯に、路上で買い求めたフライドポテトをぶら下げて宿に帰る途中、


「ハハハハ!!」


と、不意に笑いが止まらなくなってしまった。

フライドポテトが一番美味いってなんでなんだよ!!


標高が3900m位あるこの土地では沸点が低くて煮炊き料理は難しい。米は味のしない生煮えのようなもの。おかずも料理名こそ低地と一緒なんだけど明らかに不味い。

今までたくさんの国を旅してきた。


だが断言出きる。このエリアが一番不味い。アフリカの方が断然美味い。

人間って、やっぱ美味しいもん食べる事が幸せの大きな要素だと思う。夕飯にポテトかじるなんてなんかもうすごく悲しい。空腹にはなるが食べようとする気が起きない。もはや食事とは楽しみではなく義務だ。苦痛ですらある。


さらに追い討ちをかけるように、走行中突然雨降ってきてカッパ出そうとしたら見つからない。バッグの中全部調べたけどない。

どっかの宿で置き忘れてしまったらしい。モンベルの一番安いヤツとはいえ1万もするやつ。しかもそんなに使ってないからまだまだ使えるってのに。雨具無しでは自転車旅絶対不可能。


本当はこの先にあるボリビアの首都に行くつもりなんてなかった。首都なんて用事なければ行って楽しいもんでは決して無い。

道はごちゃごちゃしてるし宿代高いし、おまけに強盗多いし良いとこなんて何もない。

でも良質なカッパってこんなヘッポコ途上国では首都以外で手に入るわけがない。

飯マズで元気なくなったところにカッパ紛失でもうヤル気もなくなり本日走行わずか25km。


日本のすき屋の牛丼食べたい。。

フライドポテトにソーセージのトッピング。100円位。油で揚げたり炒めたりする分には気圧・水沸点の低さは関係無いんで味は一緒。

時折見かける車に書かれた意味不明な日本語。こういうの好き。


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