卵ケース

軽量化の為に自炊道具を持たない、という選択肢を選ぶ自転車旅人も居るのだが

「食事は体力維持の為だけではない。美味しい食事は疲れた心も満たしてくれる」

個人的にはこう思っているので自炊道具は必須だ。元々料理はする方だが食材と調味料の制限でそこまで本格的なものは出来ないが、卵があると料理の幅はぐっと広がる。キャンプ中には不足しがちな動物性タンパク質をはじめ生命の源となる卵は各種栄養素のカプセルだ。さらに常温で保存できるという利点もある。肉はよほど寒い時期でない限りは持ち運び出来ない。

タジキスタンではこの「卵」という存在に気づき常時数個持ち運んでいたのだが、タオルに包んだりしてもやっぱり割れる事が多かった。割れるだけならいいのだが中身がカバンの中を汚してしまう。

そこで一時帰国を機にこのケースを購入。これだと非常に割れ難いはずだ。

正直言って

「無くても良い」

装備ではある。「あったらいいな」というモノを削減していく、という理念に基づき各種装備を厳選した一時帰国だったのだが、コレはその理念に反してしまう。重くはないが場所もとってしまう。

ただ、再出発する地はイラン。それ以後は物価の高いヨーロッパが続き自炊比率があがっていくはずだ。その時に卵は僕を救ってくれるだろうと考えている。