パナイ島からセブ島へ~やっぱりいる、卑しさ全開おじさん~

朝セブ島に到着した。「セブ」というとリゾートなイメージしかなかったんだが、中心のセブシティは大型ショッピングモールが何件もあるかなり大きな町のようだ。宿にwifi無いんでその為だけにマクドに来ている。

ココまでは船内で1泊する大型船で来たんだが、日本でそういう船だと殆どがカーフェリーだ。けど、今回乗ったのは車は乗れない船。車が乗れるのだと車両甲板に直接乗り入れて、要るもんだけ持って客室までいけるので楽だったのだが。

港でチケットを買おうとするとひと目見ただけで「卑しさ」が滲み出てるオッサンに捕まってしまった。外国人からカネを搾り取ろうとする輩が出すオーラとでも言うのだろうか。

「チケットはコッチで買うんだ」
とか
「自転車はカーゴチケットが要るんだ」
とか、とにかく押し付けがましい。

とにかく乗船券とカーゴチケット(自転車のチケット)を買ってしまう。乗船券は900ペソ(1800円位)に対してカーゴチケットが500ペソもした。普通だったら自転車は手荷物として客室甲板まで持ち込める場合が殆どなんだけど、このチケット、本格的に「貨物」チケットらしい。複写含めて7-8枚もある。こんなん要るんだろうか。。

二枚のチケット買って、おっさんはまだ

「〇×が必要だ、その次はあっちだ」

などとウルサイ。

適当にあしらうタイミングを探っていると、港湾オフィスから真っ白な制服を着たオジサマが。

「おー!なんて変わった自転車に乗ってるんだ!旅をしてるのかい?私もサイクリストなんだよ」

って言いながら「港湾所長」みたな事書いてあるを名刺を頂いた。

「チケットは買ったのかね?ならPortFee払って待合室に入っておきなさい」

とアドバイスを貰う。

所長が出てくるや怪しいおっさんは見るからに怯み、その様を見て
さっとおっさんに20ペソ(40円程・少しの手間賃として妥当な額)渡し
「ありがとね!」
バイバイする。お金は必ずしも要らないシーンなのだが、小額でも渡しておけば後はもう何も言われない、そんな瞬間だったのだ。

あとはこれまでと同じように乗船券持った人しか入れない安全な待合室で待機して乗船だ。
自転車は適当に端っこの方へ
自転車は適当に端っこの方へ
しかーし、せっかく500ペソも出して買った自転車チケットはまったくチェックされず。自転車は普通の手荷物と同じく客室甲板まで持ち込みだった。カーゴチケットとは、フォークリフトとかで荷物甲板に積むチケットだったようだったのだ。

おっさんめ。。。知りもしない事を押し付けおって。けどまあ500ペソがおっさんの懐に入ったわけでも無いのでまだマシとしよう。

船は奇麗とはとても言えないまでも食堂もあったし、足伸ばして寝られる寝台も。飛行機よりも断然快適だ。

海は完全にベタ凪ぎで揺れはゼロ、食堂で優雅に食事したり、海眺めながら酒飲んだりと快適に船旅を楽しむ事が出来た。
エアコン寝台。狭いが快適。
エアコン寝台。狭いが快適。

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