タイの庶民的な食堂のテーブルには必ずと言っていいほどナンプラーが置いてあります。ナンプラーというのは魚介類を発酵させて作った調味料で日本で言えば醤油的な位置づけの基本調味料。
テーブルの小鉢に入ったそれにはこれまた必ず刻んだ鷹の爪が入ってます。出てきた料理などにナンプラーを加えて好みの味にもっていくという役割も当然あるのですが、どちらかというとこの「鷹の爪」が主役です。
すなわちスプーンで鷹の爪だけをすくって料理にふりかけます。
僕は元々辛い料理というのは大好物という程のものでもなかったのですが、タイに来るとどうも出てくる料理に鷹の爪をかけなくては物足りないという事になってしまいます。
どの位かけるかというと、例えばチャーハンなら
「スプーン一杯のチャーハンに鷹の爪一刻み必ず入ってるくらい」
ほんの一刻みでも爆発的な辛さを持つタイの鷹の爪。これが暑い時や体調崩して食欲の無い時(ちょうど今です)に食欲を増進させて体力維持や回復に非常に有用なのです。
ですが、下痢の時には要注意。食べる時と同じ位の激烈な辛さを出す時にも味わってしまう諸刃の剣。
下痢の時尻はともかく普通の時でも胃には悪くないのか?そんな心配が頭をよぎるのは当然で、僕もちょっと心配でした。そこでタイの人に聞いてみると
「マイペンライ(「気にするな」の意)、胃薬あるから大丈夫」
と返ってきました。
つまり
「深く考えない」
それが健康の秘訣という事ですね。
※体調がまだまだ万全とはいえないので年明けはここカンチャナブリで迎える事にしました。