シンガポールを自転車で走ってみて
マレー半島自転車縦断は比較的多くのサイクリストが行ってきていて、治安の良さ、物価の安さ、及び走りやすさから言って今後も続々と後続のサイクリストが現れるのではないかと思う。
スタートもしくはゴールとしてシンガポールは必ず走る事になる。
観光地としてのシンガポールは各種ガイドブックを参考にしてもらうとして、そこには絶対載ってないサイクリストが欲する情報を二つあげておきたい。
一つ目は空港から市内までの事。
到着ロビー目の前の道は警備員曰く自動車専用道路らしい。自転車で走り出そうとしたら止められた。タクシーの運転手は「1-2kmですぐ出口に出られるから大丈夫」と言っていたのでそのまま走る事にした。
1-2km走るとすぐ左手に出口がある。
でも市バスらしいバスも目についたし停留所もあったので自転車大丈夫かも。一応注意が必要。空港から高架鉄道にすぐ乗れるので、自転車組立前に鉄道に乗って市内出てから組み立てるのもいいかもしれない。
二つ目はシンガポールからマレーシア・ジョホールバルへの道。
シンガポールからマレーシアへの道は現在二つ。シンガポール西部のセカンドリンクという橋と、北部のコーズウェイという道。前者は自動車専用で自転車不可なのでコーズウェイ一択なのだが、ここも自転車で行くとなるとちょっと面倒。
というのも、ジョホールバル対岸の町から自転車で行こうとしてもコーズウェイへの入り口が無い。
高速道路のウッドランズインターチェンジから入る。南から走っていると「JBに行きたいモーターサイクルはウッドランズインターチェンジに入れ」みたいな事を書いてある。自転車には何も注意書きは無い。
そしてそのインターチェンジは高速道路の入り口そのもの、そして入っていくと高速道路。
「本当にコレでいいんだろうか?パトカー来たら捕まるのでは?」
と不安になる。路肩が広いので追突される心配はないが。
そのまま進むと「自転車はこっち」みたいな標識が出てくるので合法らしい。もしかすると、そのインターチェンジの手前までは高速で、そこからが一般道扱いになってるのかも。
車専用レーンとモーターサイクル及び自転車専用レーンに途中で枝分かれして、激混みしてる車用レーンを尻目に高速道路の料金所みたいなイミグレに着く。コーズウェイを走り抜けて、これまた同じようなイミグレを通過するとマレーシア・ジョホールバルである。
ジョホールバルは宿代が高いのでスルーする人はスルーしてもいいと思う。個人的にはさほど見るべきものもなかった気がする。今回は僕はスルーした。
マレーシア側のイミグレを越えてそのまま国道1号線に進むとすぐにガソリンスタンドがある。ガソリンスタンドの隣に両替所があるのでシンガポールドルを両替可能。そのガソリンスタンドにあったかは忘れたが、大きなガソリンスタンドではATMがある事も多いし、街中にも多い。