トイレという名の鎖に繋がれて。

インド・ネパール等南インドを旅する上で切っては切り離されない親友、いや悪友が

 

「下痢」

 

ずっと昔からこの地を旅する人たちは、一人で旅をしてきたのではありません。下痢と共に旅をしてきたと言っても過言ではないでしょう。かくゆう僕も何度も訪れているインド、下痢をしなかった事がありません。

 

単に下痢というと日本でいえば「一回、多くても二回トイレに行けば済むもんだ」という認識の人も多いかもしれません。僕もそうでした。ちょっと長く篭る、その位。その原因は多くは消化不良。食べすぎ飲みすぎで腸が働けなくなって緊急排出というものでしょう。

 

しかしインドの下痢は違います。1回2回なんてもんじゃない。悪ければ1日10回以上トイレに行く事になります。外出なんてとんでもない。さながらトイレに繋がれた囚人といったところ。

 

その繋がれた鎖が見えないからといって油断して脱獄を試みても看守は見逃してはくれません。。

ゴミ箱でみかんを発見して口がオレンジ色になっちゃった牛さん。すごい爽やかな匂いがしてました。
ゴミ箱でみかんを発見して口がオレンジ色になっちゃった牛さん。すごい爽やかな匂いがしてました。

ぐるるる・・・・というサイレンがなったら看守が捕らえにきた証拠。急いで元の檻に戻らねば。

戻るに許された時間は僅かです。そして、時間を守れなかった囚人には当然罰が下ります。

 

それは脱糞。

 

 

いや、もはやトイレの囚われの身となった旅人には出すべき固体など存在してはおらず、出るのは液体だけなので脱糞という言葉が当てはまるのかどうかは定かではありません。しかし、固体であれ液体であれ、大人になってからそれらを漏らすというのは自尊心を甚だしく傷つけるには違いはありません。

カレーを見つめる猫。
カレーを見つめる猫。

そして、今僕はまさにトイレという名の牢獄に繋がれた囚人。幸いにも脱獄の罰は下ってはいないものの、先ほどシャワーを浴びていた際、クシャミをしたらその時ちょっと出ました。

 

 

人によって基準というのは様々ですが、僕基準ではコレはOKです。つまり成人脱糞カウントには含まれません。そうさせて下さい。

 

幸いにも体力を消耗する程の激しい下痢ではないので特に衰弱等はしてませんが、

明日インドへ向けての出発は少し延期にする事にしました。

いくらインドネパール自転車旅はトイレの心配が少ないとは言っても、下痢では乗ってられませんから。

 

 

汚い話で申し訳ありませんでした。しかしこういう話をしないでインド・ネパールを語るには無理があります、ご容赦下さい。

 

それではまた。


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